74歳の方からのご依頼でご自宅へセラピー活動・訪問をさせて頂きました

 
2月1日に末期がんの74歳の方からのご依頼により、
 
セラピー活動でお宅を訪問させて頂きました。
 
元々、テレビや愛護イベントの活動を見て
 
「かたのだ」の存在は知っていたけれど、
 
体力的に行くことが困難で行くことを諦めていたとのことです。
 
しかし、どうしてもわんちゃんに触れたい、
 
抱きしめたい、との思いが消えなく、
 
旦那さんに相談したことから今回のセラピーに繋がりました。
 
お宅を訪問した際、ぷっちが玄関にいるのがすぐに分かられた様で、
 
まだ姿は見えてなくても廊下の方から
 
「わ~!わんちゃん!!おいで!おいで!」と拍手してとても嬉しそうに
 
ぷっちを招いてくださり、
 
いざぷっちの姿を見るなり言葉をなくし号泣していて・・・。
 
「あぁ、やっとわんちゃんに会えた。触れた。嬉しすぎて嬉しすぎて・・・」
 
と触れて匂いを嗅ぐなりして会えたことにただただ感動してくれました。
 
ぷっちにさわるたびに「来てくれてありがとう。
 
本当に嬉しい。ありがとうね。」と繰り返えされ、
 
表情は終始笑顔で本当に嬉しいのが私達にも見ていて伝わり、
 
ぷっちもとっても嬉しそうでした。
 
 
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最初はソファーの上から触っていたのですが、
 
ぷっちをもっと近くで触りたい!抱きしめたい!
 
ということでぷっちのいるところまで移動し、
 
ぷっちを抱きしめたとき、
 
「この感覚久しぶり。この感覚をずっと待っていたの。あぁ嬉しい。本当に嬉しい。」
 
と涙しながらとっても喜んでおられました。
 
 
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ぷっちが寝転んだり、座ったり、お水を飲んだりと
 
ただ動く姿を見ているだけでも、
 
「かわいいな~。家にこんな風にまた犬がいるなんて夢みたいやなぁ。」
 
「犬のにおい。犬と同じ空間にいれることが本当に幸せ」と、
 
ただただ嬉しそうにされておられました。
 
 
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実は今回訪問させて頂いたお宅では、
 
以前に沢山のわんちゃんを飼っておられたとのこと。
 
また、飼育されておられた犬は全て保護犬を引き取って飼っていたようで、
 
とにかく昔から犬が大好きな奥様です。
 
 
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最後に連れ添ったわんちゃんは、
 
元々野犬でワイヤーの罠に掛かって
 
足にワイヤーが付いたままの状態で
 
近所にうろうろしているところを保護した様で、
 
人間に全く懐かず噛まれながらも
 
愛情いっぱいに育て、
 
「自らの手でご飯をあげるのに5年掛かった」
 
と言っておられました。また、
 
「どんなわんちゃんにも時間をかけて愛情をあげると伝わるの。」
 
と、とっても優しい表情で話して頂きました。
 
その後、新たにわんちゃんを飼おうと
 
思われていたそうですが、病気になったことにより、
 
どうしても飼うことができず
 
もう一生犬には触ることはできないと思っていたそうです。
 
しかし今回の訪問で
 
「10年ぶりに犬に触れることができ、
 
もうこのまま死んでもいいと思うぐらい嬉しくてたまらない」
 
と言って頂けました。
 
いろいろとお話をさせて頂いた中で、
 
「活動を続けて私のように飼いたくても飼えない、
 
触りたくても触れない人達のために、力をちょうだい。
 
望んでいる人はたくさんいますから。
 
また会える日を楽しみにしています。」と
 
温かい・力強い言葉も頂きました。
 
最後はぷっちのことを「ぷーちゃん。ぷーちゃん」と
 
呼んで頂き、ぷっちの姿が見えなくなるまで
 
「ありがとうね。本当にありがとうね。また来てね。」
 
と本当に嬉しそうな笑顔で言って頂けました。
 
旦那さんからも、
 
「本当に今日はありがとうございました。
 
とても喜んでいて嬉しかったです」とも言って頂き、
 
奥さんが笑顔になっていたのが凄く嬉しそうでした。
 
限られた時間での訪問でしたが、
 
奥様・旦那様に大変喜んで頂け、感謝しております。
 
 

2017年2月3日 11:03 AM 投稿者:ドッグセラピージャパン
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