ドッグセラピージャパンは北九州市と鞍手町で障がい者就労支援を行う
福岡県の認証を受けた特定非営利活動法人です。

掲載メディア / 認定証

(社説)
福岡県発行障がい者就労支援書)
福岡県発行NPO認定書

その他記載メディア

朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、西日本新聞、産経新聞、NHK「おはよう日本」、地元放送局など

犬猫殺処分の根本的な問題
捨てられる犬を減らしたい

私、野田久仁子は2006年6月6坪の小さなペットショップを開業しました。
するとお客さんが、いつもトリミングにだす愛犬だけでなく違う犬も連れてきました。話を伺うと、「友だちが引っ越すことになって、その引っ越し先が犬を飼えるマンションじゃないから保健所に連れて行く」と言っていたから、
私がひきとったの!と、お話を聞き信じられませんでした。

私そんなことがあっているのか?と
調べていくと、
保健所で犬を殺処分していることを知り、
しかも当時、
福岡県は毎年犬猫殺処分数がワースト3に入っていることを知りました。

このこととは対照的に、外から子犬を見ていた高齢者。
話しかけてみると「犬を飼っていた時はお散歩をしたり、
お散歩の時にお話ができる友だちができて楽しかった。
でも、自分の健康が心配だから飼えないのよ」
という話を聞き
「安易に飼う人。飼いたくても飼えない人。この2つの問題をなんとかしたい」
しかし、開店したばかりでお客さんも少なく、何もできませんでした。

捨てられた犬たち

この子が亡くなったら飼えない高齢者

捨てられる理由

飼い主の都合

私日々が忙しくて面倒がみれない
引っ越し先が飼えない
子どものアレルギー
子どもがあきた
大きくなりすぎて可愛くない
離婚
病人の介護をしている
飼い主が高齢
親の面倒をみなくてはならない
飼い主の死去

犬の状況

なつかない・凶暴
吠える声が大きい
家具や家族を噛む
おとなしすぎる
外を怖がって散歩ができない
どこでも糞・尿をして家の中を汚す
手入れができなくて臭う
病気になったので医療費がかかる
子犬が生まれて犬が増えすぎた
高齢犬になって介護が大変

捨てられる犬を減らしたい

任意ボランティア団体設立へ

幼いころから
 動物好きな私は
  何ができるだろうか…

福岡県が殺処分数ワースト入りを知りながら、現実を見過ごすだけでいいのか?

保護することも考えましたが、ブリーディング事業も行っていたので、
他の犬との相性、家族や収入のことを考えると保護し続けることは現状では難しい。

自問自答の日々が始まりました。

犬猫殺処分問題と私はどうブリーダーやトリマーの立場として関われるのかを考えていると、

保護をして里親を探す緊急支援は大事なこと!
しかし、保護をするという緊急支援では
犬猫殺処分の根本的解決にはつながらない!

「捨てられるという原因を探し」
「捨てられている現状を知らせ」
「原因を解決する」

このことが私にできることだと思い至りました。
そして、
【任意ボランティア団体を設立し、
しつけやお手入れの大変さ!
飼うなら責任もって最後まで!
終生飼養の啓発活動】
2010年から犬猫殺処分ゼロ活動が始まりました。

後の特定非営利活動法人ドッグセラピージャパンです

動物好きな障がい者との出会い、そして・・・

なかなかスタッフが続かず、常に人手不足の状態でした。そんなある日、 聴覚特別支援学校の進路指導の先生から「ペット関係に勤めたい生徒がいるのですが、職場体験できませんか?」と連絡がありました。 ろう者と関わったことがなかったので手話できる人がいませんが大丈夫ですか?と聞くと 「全く聞こえない訳ではないし、口話ができます。手話できる所で働ける確率の方が少ないので、現実を知ってもらうために、手話できる方がいない所がいいのです」 と言われたので、二つ返事で「はい。喜んで」

実習がはじまると、生徒に大きく口を開けゆっくり大きな声で話したり、細かなことはメモに書いてやりとりをすると、ドンドン仕事を覚えて目配り、気配り、挨拶もしっかりできたので、 障がいがあっても関係ないと分かり、ペットショップで障がい者雇用をはじめました。すると応募が殺到したので、これは必要とされているのでは?
思い、障がい者就労支援施設や特別支援学校、市の福祉課、福祉に詳しい関係団体と関わっていき、ドッグセラピージャパンを設立した翌年、障がい者就労支援事業がはじまりました。

私たちの活動

捨てられる犬を減らす

後回しにされがちな動物のこと
地域の方々や大学生と話を重ね、問題解決にむけたさまざまな支援プロジェクトに長期的に取り組んでいます

私たちは10年以上
犬が捨てられないように
啓発活動。
飼う前に考え・相談ができる場。
飼った後に相談ができる場。
命のことを考える授業
に取り組んできました。

私たちが目指すのは
「心豊かな社会 犬と暮らしやすい世の中」その実現のため
『人も犬も心癒す場所』というミッションを掲げ活動しています
団体概要
名称 特定非営利活動法人ドッグセラピージャパン
本部 福岡県北九州市小倉北区片野3-14-1
支部 福岡県鞍手郡鞍手町上木月1037
設立 2007年9月(2013年4月に法人格取得)
職員 20名 (2023年1月現在)
高齢になっても安心して飼えるように
サポートし続けていきたい!
高齢者が安心して飼えるように。
しかし、困難が3つありました。

犬の平均寿命は12歳~15歳と言われています。犬種によっても異なりますが、大型犬より小型犬の方が長くなる傾向があり、子犬の頃から飼うと平均14年。最後まで健康的に飼う自信がない。

どんなに健康に注意していても、突然の病気やケガは襲ってきます。
自身の入院費用もかかるうえに愛犬のペットホテル代もかかるので経済的に不安。

特に一人暮らしの場合は、万が一の事態の時に助けを呼べず手遅れになってしまうこともあります。
その後の愛犬の行く先が心配。

多くのアイディアを出したり、他の地域や国での事例を調べるなどして、私たちはある仮説にたどり着きました。それは、

障がい者が訓練した
【セラピー犬販売】
長期入院の時に
【無料で預けられる場】
万が一の場合は
【里親探し】ができる
仕組みと場所

をつくれば良いのではというものです。

私たちは、この場所を上木月ドッグパークと名付けて準備を始めました。
建設予定地に選んだのは、本部から車で30分の距離にある鞍手町上木月。

上木月は高速インタ―チェンジもあり北九州市内、
福岡市内から30分程度で着く交通の便が良い自然豊かなトカイナカ(都会+田舎)です。

“ドッグパーク”プロジェクト開始

第一弾として2020年10月、犬のトレーニング場、
犬とふれ合えるカフェが入っている
障がい者就労支援施設の建築がはじまりました。

2021年、3月建設が完了。
採用した生活支援員、就労支援員、
サービス管理責任者の研修を終えて、

いよいよセラピー犬とふれ合えるカフェ
「カタノダプラス」のオープンです。

スタッフの声
☆定年まで働きたいです☆

病院から退院後、鞍手の実家の上木月に引っ越してきて3年が経ちます。
1年目はふさぎがちで精神のバランスも悪くパニック障害の発作を繰り返していましたが、ある日回覧板で上木月にa型就労の出来るドックカフェが近々オープンし、スタッフを募集しているとの事でワンちゃん大好きな私はコレだ!と思い、初めてa型就労にチャレンジしてみる事にしました。
働いて2年になりますがお友達や家族、近所の人まで明るくなったねと言われ凄く嬉しい気分になれセラピー犬と触れあいながら心まで救われましたし、お手入れや訓練のやり方まで教わって未来の光が見えたような気がします!
まわりのスタッフも皆仲良く、そして優しく、力も貸してくれ凄く助かっています。

将来的にはワンちゃんのカットが出来、訓練士として活躍出来たらいいなと50歳にして夢を持つ事もできました、コロナでずっと閉めてるカフェですがオープンしたらお客様にワンちゃん達と沢山触れ合っていただき、私もこれからもずっと働いて行きたいと思います!(^^)

好きな事を仕事で出来るというのはすごく充実した日々です

私がこの職場で働き始めて良かった事は、たくさんあるのですが1番は自分の病気と上手く付き合いながら焦らずお仕事ができて体調も安定してきた事です。
今までは体調が思わしくなくて、一般就労で働いてみたりしてましたが中々うまく働けずに休みをたくさんもらったりして職場の方にも迷惑をかけることがありました。
でも、今は大好きなワンちゃん達と過ごしながらお仕事が出来て、尚且つ利用者の方達との関係も良好で肉体的にも精神的にも安定しています!
やはり、好きな事を仕事で出来るというのはすごく充実した日々です。
正直大変だなと思う事もありますが病気になって初めてこんなに安定した生活を送れているので本当にカタノダプラスという職場と出会えて良かったと思います。
これからも日々頑張ってワンちゃん達のことを勉強してもっと出来ることが増えて役に立てたらなと思います。

カタノダプラスで将来のビジョンを再構築

私は、心機能障害を患い、さらに家族の介護も重なって前職を辞め、今後の人生設計を立て直さなくてはならない時期にドッグセラピージャパンの存在を知りました。

元々、大の犬好きで自分でも多くの犬を飼育した経験もあり、次の仕事を始める時はワンちゃんに関わる仕事に就きたいと考えていたので、犬とふれ合えるカフェ【カタノダプラス】の開業は自分にとっては又とない絶好の機会でした。

ここで働き始めてからは実際にいろんな犬種のセラピー犬を毎日お世話するので、それまでは独学で覚えた犬の飼育方法やトレーニング、トリミングや健康管理等々、犬に関するスキルが日を追うごとにアップしていくのが楽しくてたまらなくなりました。

普通なら専門の学校や講習会に通って覚えなければならない事が日々の仕事の中で身についていく・・・こんな楽しい事は今までの人生ではあり得ないことでした。まさに実践が大きな力となって自分を高めていける今の生活に大変満足しています。

また、障がい者就労支援施設なので労働環境についても様々な配慮がなされており、私のように身体に障がいを抱えて一般就労には体力的・精神的に少々厳しい状態でも各自の障がいの程度に応じた勤務形態が選択できるというのも大きなメリットです。

今はまだ「修行中」ですが、いずれはここで身につけた知識と経験を活かして「ワンちゃんと生涯暮らせる社会環境づくり」を目指したドッグシッターを自分で始められるようになるのが目標です。

人間も犬も歳を取ります。自分は老後をさらに充実したものとするために、自分と同じように年齢を重ねていくワンちゃんと共に歩める生活を求めて、この「カタノダプラス」での楽しい修行を続けていこうと考えています。

働き始めて色んな事を学びました

私がカタノダで働き初めて

色んな事を学びました

命の大切さ

犬種によってまた違う性格をしてて

その子その子の感情がしっかりあること

色々トリーミングについて色々学んだり

犬たちと楽しくお仕事をしています

スタッフさん達のフォローのお陰で

しっかり諦めずにやり遂げられる事を学びました

とても楽しい毎日と時に悲しいこともありますが

スタッフ皆で力合わせて

わんちゃん達がどう過ごしやすくなるのか考えたり

ドックランでわんちゃん達の見守りをしつつ

楽しく遊んだりしています

職場にわんちゃんがいるのは毎日の癒しになります

どの仕事に就くか悩んでいる中、わんちゃんと仕事ができるわんこカフェが目に付きました。
わんちゃんが好きな自分にとって職場にわんちゃんがいるのは毎日の癒しになり、仕事を休むことなく出勤できるようになりました、わんちゃんの色々なことを勉強できて、家で飼っている愛犬にこれまで以上に愛を捧げることができるようになったのでとても嬉しいです。

ドッグパーク プロジェクトとは
セラピー犬の訓練・お手入れができる。
【犬とふれ合えるカフェ カタノダプラス】を立上げ、営業再開できました。
セラピー犬と相性を確かめる。
【セラピー犬と泊まれる家 るーちゃんち】を建設中です。
犬を飼っている方も飼っていない方も楽しめる、プライベートドッグラン。 このドッグランで長期入院の時は無料で預かることができます。(私たちが育てたセラピー犬を購入された方のみ)
私たちが育てているセラピー犬は、人も犬も好きなので 万が一の場合は里親探しがスムーズにできます。
セラピー犬を販売。長期入院の時は無料でお預かり。万が一の場合は無料で 里親探し。一気通貫できるので、高齢になっても安心して犬と暮らすことができます。
上木月ドッグパーク  プロジェクトが実現する社会貢献

高齢者がセラピー犬を飼うことによって

生活リズムが規則的になります

孤独感の解消と
社会参加を実現します

元気に生きがいを感じながら
充実した生活が送れます

犬と散歩することによって
運動不足が解消され健康になります

犬の成長が話題になることで
コミュニケーションの
一つにもなります

愛情ホルモン(オキシトシン)が
分泌され、ストレスが軽減されます

犬は朝になれば起こしに来てご飯をねだり、散歩に行きたがります。 いつも決まった時間に起きてご飯をやり散歩に行くリズムができあがります。犬と散歩することによって他の犬の飼い主とも遭遇し、そこから交流が生まれ、自然と人間関係の輪が広がり、新しい人間関係や環境が出来き、そこからまた人生が楽しくなります。 散歩をすることで、運動不足に限らずメタボ予防も可能となり健康寿命が延びます。

また、犬と戯れることで愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌され、このホルモンには血圧を下げてくれ
る効果もあります。その結果、
高齢者の健康寿命を伸ばすことが可能となります。
高齢者が捨てる犬が減ることで、犬猫殺処分数の根本的解決につながります。

保護をして里親を探す緊急支援は大事なことです!

私たちトリマーやブリーダーの立場として
犬猫殺処分問題と関われることは
犬が捨てられない世の中にすることです。
そのために、お世話や躾の重要さ
自身のライフスタイルにあった犬を探す
飼うなら最後まで終生飼養の責任 を広め
セラピー犬を育成→販売→長期入院は無料で預かり→
万が一の場合は里親を探すサービスがあれば
高齢になっても安心して犬と暮らせます

障がい者に就労の場が与えられ、障がい者がセラピー犬を育てることで
・ 障がい者の職業選択の幅が広がります
・ 生きがいと自信を持って働くことができます
障がい者は古くから特定の作業職種に限定されていることが多く、職業選択の自由が限られています。
動物が好きでも動物関係の仕事に就くことは難しいのですが、 セラピー犬と泊まれる家・ドッグランが設営されれば、 セラピー犬のお世話、訓練、お手入れ、キッチン、接客、広報(SNS や HP 更新)の業務が増え、 障がい者の職業選択の幅が広がります。

お散歩することで高齢者の健康寿命が延び、医療費介護費の削減が実現します。
訓練された犬と関わった結果、経済面での効果(ペット先進国の医療費削減効果)が発表されています。

ドイツ 年間 7545 億円
オーストラリア 年間 3088 億円

(メルボルン大学 Headey 博士調べ)

これは、20 年前の研究でするが、65 歳以上の「日頃ストレスを感じている人」の病院への通院回数が「犬を
飼っている人」で 8.62 回、「犬を飼っていない人」で 10.37 回。(南カリフォルニア保険維持機構調べ)
科学的根拠にもとづき、犬を飼うことは経済的にも有益との報告があります。

厳密なデータということでは、人間も動物も個性さまざまで飼い主によっても効果に差が出るなどの点から測定が難しいところはありますが、高齢者と犬を交流させる現場レベルでは、認知症患者の心理・身体・生理・社会性すべてに向上が見られるという実感が得られています。

セラピー犬育成」と
「障がい者の就労の場」を
共に届ける仲間を探しています

ご支援への一歩を
踏み出してください。

「障がい者がセラピードッグのお世話・お手入れ・トレーニングを行い、
高齢者がそのセラピードッグと安心して暮らす仕組みを」実現するために。

私たちは動物好きな障がい者の働く場
高齢者の社会参加と健康寿命の延伸ができるサービス
未来をつくっていくために
MAKUAKE挑戦中のドッグパークづくりを
応援していただけないでしょうか。

私たちの活動を次世代に繋げる活動も引き続き行っています

あなたのご決心で、セラピー犬の育成。
障がい者の職業選択の幅が広がり、
高齢者がセラピー犬と安心して暮らせることで、
高齢者の社会参加と健康寿命延伸が実現します。

どうか「セラピー犬の育成」と
「障がい者の就労の場」
「高齢者がセラピー犬と安心して暮らせる
サービス」を共に届ける仲間になってください

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